オリーブオイルは美容にも効果あり?!
オリーブオイルといえば美容にいい!とは何となく耳にしたことがある方もいるかと思います。某大手の化粧品「オリーブオイルクレンジング」などが人気だったりしますよね。
実際にオリーブオイルは、体の中からも外からも美容をサポートしてくれる最強のオイルだといっても過言ではありません。
本記事では、そんなオリーブオイルの美容に関する効果効能と、その使い方について説明して行きます。
オリーブオイルの効果効能①食べてキレイに
オリーブオイルは加熱しても酸化しにくいオイル。つまり、他の油と比べて加熱によって栄養価が壊れにくいので、料理に使うには最適の油なのです。
そんなオリーブオイルには、美容に効果的な成分、ビタミンEやポリフェノールが含まれています。
オリーブオイルに含まれるビタミンE
ビタミンEは、もともとは不妊を解消するためのビタミンとして発見されたもので、女性ホルモンの分泌を調整してくれる役割があります。女性は月経前症候群や生理不順などでお悩みの方も多いかと思いますが、ビタミンEを摂取することで穏和する効果が期待できます。
整理前後に肌があれてしまうのも、ホルモンバランスの乱れが原因ですので、美容的な効果も期待できます。
そして2つ目の効果として、毛細血管を拡張させ、血行を良くしてくれるという効果が期待できます。血流をよくすることで肌の新陳代謝が活発になり、肌荒れ予防・改善につながります。
さらにビタミンEは強力な抗酸化作用が期待できるビタミンです。
酸化するということは錆びる(さびる)ということ。この錆が老化の原因となるのですが、それを抑制してくれるのがオリーブオイルにも含まれているビタミンEなのです。しわ、しみ、たるみと言った老化による肌の悩みから守ってくれる、女性の強い味方です。
オリーブオイルに含まれるポリフェノール
ポリフェノールと聞くとブドウを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、オリーブにも含まれている成分です。
ポリフェノールと一口に言ってもその種類は様々で、4000~5000以上もの種類があると言われています。ビタミンE同様、強い抗酸化力が期待できるのですが、種類によってその効果は多少異なります。
そんなポリフェノールの中でも、オリーブオイルに含まれているのは「オレウロペイン」と「ヒドロキシチロソール」、「オレオカンタール」です。
特にこの3つの中で美容の面で効果が期待できるのが「ヒドロキシチロソール」。
このヒドロキシチロソールは、なんとビタミンCの10倍に匹敵する抗酸化力があり、美白効果大◎しみ、くすみなどでお悩みの方におすすめの成分です。
さらに、コラーゲンの生成を助けてくれるという効果も発揮しますので、シミやくすみだけでなく、乾燥肌でお悩みの方にも、是非摂取していただきたいポリフェノールなのです。
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オリーブオイルの効果効能②ダイエット中にもおすすめ
ダイエット中は油禁止!だなんてストイックなダイエットをする方もいらっしゃいますが、そんな偏ったダイエットで肌や髪がボロボロに…なんてことにもなりかねません。
ダイエット中だからこそ、良質の油は適量を取っていただきたいものなのです。
そこでおすすめなのが「オリーブオイル」。飲むだけで痩せるというわけではないのですが、ダイエット中だからこそ、油を選ぶならオリーブオイルがおすすめな理由があります。
コレステロールの低下
油というのは脂質。オリーブオイルも脂質ですが、その脂質の中でも不飽和脂肪酸の「オレイン酸」が大半を占めています。
このオレイン酸は、血中コレステロールを減少させてくれるという優れもの。コレステロールは肥満の原因となるものですので、これを減少させてくれるというのはダイエット中にはとてもうれしい効果ですね。
食べ過ぎを防ぐ
ダイエット中は「食べてはいけない」と思うと、無性に食べたくなってしまいますよね。そんな時にもオリーブオイルは役に立ってくれます。
前項でもご紹介した、不飽和脂肪酸の「オレイン酸」。このオレイン酸が満腹中枢に作用して、満腹感を与えてくれるそうです。
ご飯を食べる1時間前に摂るといいそうですが、オリーブオイルをかけた生野菜などのサラダを食事の一番初めに食べるというだけでも、ある程度効果は感じられるかと思います。
実際に私自身も「オリーブオイルを使った料理は満腹感があるのか」、数日試してみた結果、オレイン酸の効果であるというのを直感で感じることはなかなか難しいですが、たしかにオリーブオイルは味も香りも濃厚なので、満足感が得られました。
便秘解消にも!
ダイエット中、食事の量を減らすとどうしても便秘しやすくなります。便秘になると肌荒れの原因になったり、せっかくダイエットをしていても下腹がポッコリとしているように見えてしまいます。
そんな悩みにもオリーブオイルが大活躍!
オリーブオイルに含まれるビタミンEが腸の血行を促し、オレイン酸が胃液の分泌量を調整してくれるおかげで、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が活発になり、便秘を解消できるという仕組みです。
また、オリーブオイルには「滑腸作用」というものがあるそうで、これのおかげで便の滑りがよくなった結果、便秘解消効果が期待できます。
オリーブオイル1日の摂取量目安
オリーブオイルの効果効能①②では、食べて中からキレイをサポートしてくれるという内容について述べましたが、当然、オリーブオイルがいくら健康にいいからと言って食べ過ぎてはいけないですし、たった一滴でもいいというわけではありません。
オリーブオイルの摂取目安量としては、1日大匙1~2程度にしておくといいでしょう。カロリーは大匙1で約115キロカロリー。炒め油や揚げ油できっちりと計るほど神経質になる必要はありませんが、いくら体にいいと言えども、どの油もカロリーは同じなので、摂りすぎには注意です。
オリーブオイルの効果効能③外から肌のケア
ここからは、オリーブオイルで外からケアをする効果についてお話していきます。
冒頭でも述べた通り、クレンジングオイルなどでも使用されることがありますが、オリーブオイルをうまくスキンケアにとり入れることで、美肌に導いてくれます。※効果に個人差はあります
オリーブオイルが肌に与えてくれる効果
オリーブオイルに含まれている栄養素は、食べるだけでなく、外からでもいい効果が期待できます。
- オレイン酸:抗酸化作用
- ポリフェノール:シミ、くすみの予防
- ビタミンE:保湿効果、肌を保護してくれる役割
- ビタミンA:肌の弾力やツヤをアップ
- リノール酸:保湿効果
保湿力アップで乾燥から肌を守る
オリーブオイルの大半を占めている脂質の「オレイン酸」は、人の皮脂と似ているため肌になじみやすく、乾燥から肌を守ってくれます。
乾燥から肌を守ることで、小じわやくすみ、肌荒れを予防・改善することができます。
さらに、オリーブオイルには「植物性スクワラン」が含まれており、オレイン酸と同じく、肌になじみやすい性質があり、保湿力に優れています。コスメなどで使われてている動物性のスクワランよりも刺激が少ないため、より肌に優しいというのがうれしいポイントです。
お肌の代謝を正常化
オリーブオイルに含まれるビタミンEは、肌の新陳代謝を活発にしてくれます。肌のターンオーバー(生まれ変わり)を正常な状態にしてあげることで、きれいなお肌を保つことができます。
また、ビタミンEには紫外線による肌へのダメージも防いでくれるという役割があり、しわやシミなどを防ぐ効果も期待できます。
美白効果
オリーブオイルに含まれている成分「ポリフェノール」。
その中のヒドロキシチロソールやチロソールには、メラニンを抑制してくれるという役割があり、美白効果も期待できます。紫外線から肌を守るという効果もあるので、夏場など紫外線が気になる季節には特にうれしいですね。
こんなにもたくさん効果が期待できるだなんて驚きですよね。ただ、オリーブオイルをどうやって肌に使うの?という疑問が生まれてきます。
そのままオリーブオイルを美容オイルとして顔に塗るだけだと少しべたついてしまうので、パックとして使用するのがおすすめ。
オリーブオイルパックで簡単美肌ケア
メイク落としとして食用オリーブオイルを使うには、ウォータープルーフのものなどが落ちにくいと感じることもあったりしますので、オリーブオイルパックがおすすめ!気になる目元もぎりぎりまで塗れて、唇もパックできます。
- 500円玉ほどのオリーブオイルを手に取り、体温で少し温めながら顔に塗っていきます。
- 軽くマッサージをするように下から上、顔の外側へと指の腹で撫でます。目元などの皮が薄い部分はこすらないように。顔だけでなく、耳の裏から首筋、デコルテを上から下になで、デコルテのくぼみをかるく押すと、リンパが流れて顔のむくみなどに効果的です。
- 1~3分ほどマッサージをしたら、蒸しタオルを3分間顔に乗せます。蒸しタオルを乗せることで毛穴が開き、肌にオリーブオイルがなじんでいきます。
- あとは洗い流していきます。普段お使いの洗顔とお湯でしっかりと洗い流してください。
さらにアレンジで、殺菌作用や保湿効果のある「はちみつ」をオリーブオイルと同量まぜて使用しても◎さらに乾燥がひどい方は、先に蒸しタオルで顔を温め、マッサージをしてからラップを顔にかぶせて、その上から蒸しタオルでさらに温めて3分という方法もおすすめです。
スキンケアに使う際の注意点
肌にいいといっても、肌質は十人十色ですので、まずは一部に塗ってから、かぶれたり痒みが出たりしないかを確認してから行ってください。
オリーブオイルの効果効能④髪や地肌ケアにも使える
オリーブオイルは肌だけでなく、髪や頭皮のケアにも使えます。
頭皮にいい理由は、顔と同じです。頭皮も顔と一枚の皮膚でつながっているので、顔にいいものは頭皮にもいいというのはお分かりいただけるでしょう。
さらに、オリーブオイルを髪に塗ることでキューティクルを保護し、つやつやでしっとりした髪に導いてくれます。
オリーブオイルヘッドスパ
まずはオリーブオイルを使った頭皮ケアです。
やり方はとても簡単で、お風呂で軽く濡らした頭皮にオリーブオイルを塗り、指の腹でマッサージをするだけ。爪で頭皮を傷つけないように気を付けながら、頭全体を手でつかむようにしてゆっくりとマッサージをします。
マッサージし終わった後はしっかりとシャンプーをして洗い流してください。
硬くなった頭皮は髪が細くなる原因となったり、顔のたるみなどにも影響を及ぼします。週に1~2度のペースでオリーブオイルマッサージをして健康な頭皮を保ちましょう。
オリーブオイルトリートメント
カラーリングや紫外線などでパサついた髪の毛は、しっかりと保湿をしてあげる必要があります。そんな気になる髪のパサつきにはオリーブオイルトリートメントが効果的です!
やり方は非常にシンプルで、乾いた髪にオリーブオイルを塗り、10分ほど置いて洗い流すだけ。蒸しタオルなどでくるんでおくと、さらにしっとりとします。
洗い流す際はシャンプーでしっかりと洗い流してください。
また、洗い流さないトリートメントのように、毛先のパサつきが特に気になるときには少量のオイルを乾かす前の髪に塗っても◎
ヘアケアに使う注意点
頭皮に使う際には痒みが出ないか少量を塗ってチェックをしてください。また、洗い残しがあると髪がべたつくこともあるかもしれないので、しっかりと洗い流してください。
使うオイルはエキストラバージンオリーブオイル
様々なオリーブオイルの美容効果をご紹介しましたが、どんなオリーブオイルでもいいのかというと、そういうわけでもありません。
オリーブオイルといっても、市販で売られているものには「ピュアオリーブオイル」と「エキストラバージンオリーブオイル」の2種類があり、さらにエキストラバージンオリーブオイルの中でも酸度の違いがあります。
ピュアオリーブオイルとは、オリーブを絞ったオイルを精製し、エクストラバージンオイルなどと混ぜて作ったもの。香りや味のないオリーブオイルで、基本的には加熱して使われます。
一方エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの実を絞ったそのままのオイル。香りも品種によってさまざまで、料理に使うときは生で使われることが多いオイルです。(加熱でももちろん使用可能で、生で使ったほうが香りや味がより味わえるためにおすすめとされているだけ。)
どちらのオイルがいいかといわれると、やはり精製されていない、オリーブそのままのオイルである栄養価が高いエキストラバージンオリーブオイルがおすすめです。
ただし、エキストラバージンオリーブオイルの中でも酸度というものがあり、酸度が低いものほど新鮮とされています。せっかく美容として意識的に取り入れるのであれば、なるべく酸度の低いものを選ぶようにしましょう。
ウエルネス本舗では、酸度0.2%最高級オリーブオイル、クルスデルスールを販売しておりますので、もし「どのオリーブオイルを使っていいかわからない」とお悩みの方は、下記記事をお読みいただくか、弊社にお問い合わせください。
オリーブオイルの美容効果を存分に生かそう
オリーブオイルが美容にいいということがお分かりいただけましたでしょうか?
美容オイルは高いし、健康にいいと言われるアマニ油などは長く続かないし…という方にはオリーブオイルが本当におすすめです。使い勝手がよく、栄養豊富な割には価格も続けやすい価格。そんなオリーブオイルを毎日の美と健康の管理に、是非摂りいれてください。
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